おもちゃ楽器やトイピアノ、自作の楽器などを多用し、マニアックかつ他にはない独自の面白い音楽を作り続けているポーランドのトイミュージックバンド、メール・インストゥルメンティの最新作 !
ヨーロッパを中心に多数のフェスティバルなどで演奏活動をし、既に本国ポーランドでは国民的な人気も得ている彼ら。
おもちゃ楽器を多用して独自の音楽性を発揮するスタイルはそのままに、前作「Antonisz」に比べ、より自分たちの音楽性を追求しオリジナリティーが増した今作は、昔のヨーロッパにタイムスリップした感もある、どことなく郷愁を誘う東欧独特のメロディーに、映画の情景が浮かぶような曲、リズミカルで遊び心たっぷりの曲、ノイズミュージックやプログレッシブロックなどの様々な要素が散りばめられた曲まで、聴くたびに新鮮な驚きと発見があります。
全体を通してエクスペリメンタルでアヴァンギャルドさがより一層増したマニアックなアルバムに仕上がっている為、好みが分かれるかもしれませんが、是非じっくりと聴いて頂きたい1枚です。
同封されているブックレットには、録音に使用された多数の珍しい楽器たちの写真が所狭しと並び、どの曲でどの楽器がどのように使われているのか、いろいろと想像しながら聴くのも楽しい !メンバー自身が手掛けているそのジャケットやアートワークなどの抜群のデザインセンスにはいつも驚かせられると共に、彼らの音楽的なセンスをも引き立てています。
◆Male Instrumenty メール・インストゥルメンティ プロフィール
2006年結成のパウエル・ロマンチェクを中心とする、ポーランドはロクロウ在住男性5人組のトイミュージックバンド。おもちゃ楽器やトイピアノ、自作の楽器などを多用してマニアックかつ他にはない独自の面白い音楽を作り上げ、ピエール・バスティアンと共演しての演奏も記憶に新しく、ヨーロッパを中心に、多数の国内外のフェスティバルなどで演奏活動を続けている。ジャケットやデザインのセンスも抜群!
2009年にファーストオリジナルアルバム「Antonisz」、2010年にはフレデリック・ショパン生誕200年記念を記念してトイピアノのヴィジュアルカタログ的CD+BOOK、FENOMEN TOY PIANO(世界のトイピアノコレクション)を発売。
1. Professor Bambosz* and his students
* (where "Bambosz" mean carpet-slipper)
2. The troubles with chemistry on physic's lessons
3. Death to five
4. Guest from Alaska
5. Baroni
6. Puki
7. Mostacha
8. Allegro